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ハウスメーカーとして、木材への強いこだわり。

 

IWACHU HOMEは、今年で64年を迎えます。製材業からはじまり、ハウスメーカーとして、
木材への強いこだわり、知識と経験を活かしながら、家づくりをしてきました。
我々は低コストで高品質な木材をお客様に提供するため、次世代の乾燥方法『 バイオ乾燥庫 』を導入しています。
乾燥していない木材は、おおきく歪んで変形するため、お家の部品として使うことができません。
乾燥とは木材をつくりだすうえで、もっとも大切な過程であり、そのノウハウもさまざまです。

 

木は木材になったあとも、
生きつづけているのを知っていますか?

日本では古くは奈良時代、木材の乾燥方法といえば、自然乾燥が一般的でした。自然乾燥は時間がかかるものの、良質な、腐りにくい木材をつくることができます。日本の古い文書には、当時の木材の乾燥方法が残されています。
まず、竹林の真ん中に竹を伐って広い空間を作り、乾燥工場を作ったそうです。工場は柱と茅葺の屋根だけという、とてもシンプルな作りです。そこに伐ってすぐ後の、皮を剥いだ丸太を並べていきます。大きさにより5年、10年、20年の歳月をかけて乾燥させたとのことです。自然乾燥のだいじな条件は、雨や太陽の光に当てないこと。雨やつよい光から守るために、茅葺屋根があります。また、強い風を当てないこと。竹林の中で風がそよそよと流れる環境が、木にとって心地のいい場所になります。最後に、床となる地面に水が溜まらない構造になっていること。

ここには木の細胞が壊れてしまうことを防ぐ、さまざまな工夫が見られます。直射日光を避けることで、紫外線や赤外線から細胞を守る。直接の風を当てないことで、樹皮に守られて育った、生きていた間は一度も風に当たったことのない木の細胞を守る。木は風が細胞に当たるだけでも細胞破壊を起こすほど、デリケートなもの。そして、床下をじめじめさせないことで、細胞をウイルス、細菌、カビから守ることができます。

1300年後の今日でも、お寺や神社などの歴史的な木造の建物が、腐らず立派に建っているのは、この自然乾燥からつくられた良質な木材によって支えられているからです。

 

長生きする木材を。

じっくりと長い時間をかけた、木にやさしく、丈夫で強靭な木材に仕上げる自然乾燥。短い時間で仕上がるものの、強度は低く割れやすい、木の細胞を破壊する高温乾燥。多くの木材は生産性を高めるため、時間のかからない高温乾燥がつかわれています。しかしそうして出来上がった木材は、我が家を支え守ってくれる建築材料とはいえません。
また、構造木材は外からみえないことから、コストカットの対象になりがちです。そのため、多くのお家の柱や土台には、高温乾燥による強度の低い、芯が真っ黒に焦げて細胞が死んでしまった木材がつかわれています。

自然乾燥と高温乾燥、どんな違いがあるの?

たくさんの木にふれる大工さんたちは口をそろえて「高温乾燥の木材はノミを入れただけで割れる。自然乾燥の木材は割れない」といいます。
我々の木材倉庫をぜひご見学ください。実際に、自然乾燥と高温乾燥の木材を目でみて、手にふれてみてください。その肌触り、密度、色ツヤ、どれをとっても自然乾燥の圧勝!であると答えることでしょう。

プレミアムで格別。
自然乾燥って高いの?

いいこと尽くめにきこえる自然乾燥木材。ではなぜ誰もそれを使って家を建てないのでしょうか。理由はたったひとつ。”乾燥にかかる長すぎる時間”です。
長い時間がかかるということは、高価になるということです。前提として、乾燥していない木材を構造材に使うことは、おおきく変形してしまうためです。対して、高温乾燥のメリットは、品質を犠牲にすることで得る、スピード・生産性・コストカットです。これらを一挙に解決する、次世代の乾燥方法が、『 自然乾燥×バイオ乾燥 』です。

木材低温(バイオ)乾燥倉庫

バイオ乾燥って何?

自社木材倉庫に併設した低温(バイオ)乾燥倉庫。約35℃の低温で木材の細胞内にある水分を自然に外へ移動させるので、木材の細胞を壊さないため細胞中の酸が出てこないという特徴があります。この酸が木材から出てくると書物などが痛むため、バイオ乾燥材は文化財保管庫に使用する木材として求められており、世界遺産の厳島神社、出雲大社、銀座歌舞伎座の檜舞台、東大寺総合文化センター収蔵庫、すみだ北斎美術館など、有名な建造物に採用されています。

丈夫で強靭。
高品質で高性能の
『自然乾燥×バイオ乾燥』

IWACHUでは、自然乾燥とバイオ乾燥を組み合わせた新しい技術の導入により、木本来の性能を損なわず、強靭で長生きする木材を製品化することに成功しました。IWACHU HOMEの建てる家は、すべての構造材に、IWACHU製の高品質な木材を使用しています。

デザインハウス分譲地