whitepaper飲食店の各設備工事に必要な費用とは？新築・居抜きの選び方も解説

飲食店の各設備工事に必要な費用とは？新築・居抜きの選び方も解説

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飲食店では、電気やガスなど用途に合わせた設備を揃える必要があります。設備工事に必要な費用は、新築物件か居抜き物件かでも異なるため、条件に合わせた予算を用意しておく必要があります。

本記事では、飲食店における各設備工事の費用と新築・居抜き物件の選び方についてまとめました。

飲食店の電気工事は、スケルトンの場合にはコンセントと照明器具の配線、エアコン、給排気ファンなどが必要です。また、状況に応じて幹線引込工事が必要な場合もあります。

電気工事の費用は、スケルトンだと80〜100万円程度、居抜き物件であれば20万円程度です。

飲食店のガス工事は、既存のガスがある場合は配管工事のみで、35〜40万円程度で行えます。

機器の取り付けにはガス屋さんが必要で、プロパンガスの利用料金は地域や業者によって異なります。

飲食店の水道工事は、トイレや厨房がないスケルトン状態の場合、60〜120万円程度です。

グリストラップの設備が業種によって異なり、価格幅が広くなります。水道管の太さも業種によって異なります。

飲食店の空調工事は、室外機の置き場所により変動します。一般的な室外機の置き場であれば80〜120万円程度で工事できますが、高層ビルなどでクレーンが必要な場合はコストが増えます。

飲食店の排気工事（ダクト）はビルの条件により異なりますが、足場とダクトの費用だけで120～150万円程度が必要です。

そのまま壁から排気した場合でも、通常の工事でも80～100万円程度かかるでしょう。排気工事は空気の通り道を作る必要があるため、比較的高額な傾向にあります。

飲食店の設備工事費において、一般的に新築物件よりも居抜き物件のほうが経済的です。ただし、厨房やトイレの配置変更が必要な場合、新たな設備工事が必要になり費用が高くなるケースもあるため、注意しなければなりません。

また、スケルトンからの一式設備工事は最低でも300万円程度かかりますが、同じ業種で居抜きを行う場合は100万円未満で済むこともあります。しかし、費用が低ければ良いわけではなく、店舗のコンセプトに合う物件である必要があります。

コンセプトに適合するならば、居抜き物件でも問題ありませんが、適合しない場合は新築に踏み切る必要があります。事業計画やコンセプトによって適した形態が異なるため、慎重に決めることがポイントです。